趣味

ビオトープと鍼灸治療

前回の「ビオトープ」に対するコメントで鍼灸治療との関係についてどうか?といった内容が多かったので今回も引き続き述べてみたいと思います。 

ビオトープとは、ドイツで生まれた造語で、有機的に結びついた生物社会と定義されています。 私は、生物学に詳しく無いので、水草が光合成をし酸素を作り、ボウフラをメダカが食べる。ヌマエビは藻や苔を食べ、それらの排泄物をバクテリアが分解し無害化する。残念ながら私にはこの程度の知識しかありません。 

これを鍼灸治療に置き換えてみますと、上記のような良好な関係を相生関係(Promoting Cycle Relationship)と呼びます。 

これと反対に悪い関係として考えられる状態、例えば、睡蓮鉢のメダカが、繁殖し増えてしまいその排泄物(アンモニア等)の分解が追い付かず水質が悪化しメダカが☆になるケース。このような状態を鍼灸治療では、相剋関係(Control Cycle Relationship)と呼びます。

鍼灸治療は、一見すると単なる鍼や灸のツボ刺激に見えます。しかし、仮に身体を睡蓮鉢と見なしてみるとこれは、病気(身体が相剋関係にある状態)を相生関係に修正し、ホメオスタシス(身体の恒常性)を維持させ、自然治癒力アップupに繋げる事を主目的としています。しいて言えばこの点が、ビオトープと共通する事だと思います。

具体的には、睡蓮鉢も大小、深い浅いがあるように我々の身体も十人十色です。鍼灸を用いてそれぞれの大きさや形に合せる為にメダカの数を増減させる(これを鍼灸では補瀉調整と言います。)

文章では、抽象的になりがちで説明しにくいですが、特に変わった事では無くビオトープ等を通して考えて見るならば、日常的に起きている自然現象の応用である事が分かりますね。

ビオトープ

Suiren2_2 当院の睡蓮鉢も今年で二年目になります。
真冬に枯れ果てた水草が無残な姿でしたが、リセットせずに夏場を迎え気温の上昇とともに回復しました。自然の回復力は、本当にすごいですね

睡蓮鉢の中は、絶妙なバランスを取りながら生態系を維持していますが、ちょっと崩れるとあっという間に藻や苔が発生しグリーンウォーターになってしまいます。

ビオトープといってもプチビオトープですが、やってみると結構難しいっす。

Medaka ボウフラ対策のメダカくん達も元気に泳いでいます。
小さなメダカが、生態系のトップにいるのもなんとなく不思議な気がします。
昨年は、水質悪化によりヌマエビが全滅したので、今年は水質に気を付けようと思います。今の所、鉢底が見えるので問題はなさそうです。