« 2017年9月 | トップページ | 2017年11月 »

2017年10月

帯状疱疹後神経痛

季節外れの台風の接近に伴い今日も東京は雨模様rain

活気付けにバスケットボールの観戦をした。

コート上で選手が「攻即防」と走り切れるのも「神経細胞の跳躍伝導」のお陰と改めて実感しました。

と言うのも、脳からのニューロンは、電気を使って情報伝達を行います。

神経細胞を包む膜は、情報を素速く伝達させる為にランビエの絞輪といって「くびれ」を形成しているからです。

Photo_5
また、インパルスは、「くびれからくびれ」へ跳ぶように伝達できる反面、神経細胞の軸索はダメージを受け易い。(諸刃の剣)

ちなみに、鍼灸治療も「活動電位」を応用しています。


さて、秋になると多い疾患の一つに神経節からウィルスが出て活動再開する「帯状疱疹」がありますが、皮膚症状が消えたにもかかわらず、ヒリヒリした痛みが残る事を「帯状疱疹後神経痛」と言います。

その原因は帯状疱疹ウィルスが、上記の神経細胞を傷つける事によって発症する。

抗ウィルス薬と鍼灸治療の併用により後遺症である帯状疱疹後神経痛(PHN)への移行を予防出来ますsign01

主役と脇役

本年度、ノーベル文学賞を授賞したカ○オ・イシグロ氏。彼は、1954年長崎生まれの日系英国人である。

イギリス文学を一言で表すならば「Wit」であろう。「主役・脇役・沸かせ役」それぞれの役割(Role)が明瞭でメリハリの効いた作品が多い。

最近多く見られる、日本のドラマや映画が主役級の俳優を揃え一本調子になっているのと対象的である。


Nanten2_8

「灸ひねり身体ひねりし実南天」

今年も当院の「南天」が実をつけ始めた。「難を転じる」に通じる事から縁起物として植えている。

地味であるが庭の「名脇役」ですね。


それはさておき、明治以降日本医療の主役は、西洋医学にスイッチし、それまでの和漢や鍼灸は「脇役」として今日まで続いて来ました。

補完医療と呼ばれている鍼灸治療には「身体の歪み」を調整する効果があります。

身体を元に戻そうとする作用を使う鍼灸治療は、「経絡の歪み」を調整し、体を元の状態に回復させます。

近年、成果主義に踏み切った企業でのハードワーク、休日の接待ゴルフ、介護や育児などは、自分の知らぬ間に心身を酷使します。

そこで、現代医学(主役)と伝統医学(脇役)が一体となる事で、患者サイドにメリハリの効いた医療を提供出来るのではないかsign02 と思います。

むくみと皮膚の色

最近、リニューアルされた書店にふらりと立ち寄ると東○圭吾氏の新刊が置いてあった。

もう何年前になるだろうか?映画「プラチナデーター」を観たのは。

その中で私にとって印象的だったのは、あるアイドルグループの二○和也さんが演じる主人公の父親、彼は著名な陶芸家、が轆轤を挽くシーンでした。

早速、インスパイアされ群馬県にある渋民焼きの陶芸教室を訪ねた。

その理由は、伊香保の「土」を使って難しいとされる赤色の陶器を作るからです。

店の陶芸家曰く「火入れの日は、一晩中火力を調整する」と話していた。

Dsc_4448




「ろくろ挽き夜業となりし陶器市」




さて、むくみ(浮腫)は、疾患名では無く、「組織間質液」が異常に増加した状態を指す。

代表的な病気は、

1、慢性心不全 2、下肢静脈瘤 3、腎不全 4、ネフローゼ症候群 5、肝硬変 

6、クッシング症候群 7、甲状腺機能低下症 8、特発性浮腫 9、リンパ浮腫など

意外にも過激なダイエットによる「むくみ」も多いですね。

また、皮膚の色も血行障害が起きれば、冷えて白っぽくなりますし、還流障害では、下腿の皮膚は赤っぽくなる。

鍼灸治療では、脾経(膵臟を中心とする消化器)と心包経(心臓の働きを助ける)のツボを使います。

これは、心包経(火)を使って間接的に脾経(土)を強化する方法です。

そして強化された脾経が腎経(水)をコントロール出来るようになり「むくみ」が改善されます。

例えれば、器のしっかりとした花瓶が「水漏れ」しないのと似ています。

もしかして私達の遺伝子情報には、各臓器を繋ぐデーターがインプットされているのかもしれないsign02

今後の研究を俟つ次第ですね・・・。




« 2017年9月 | トップページ | 2017年11月 »