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2017年5月

自己防衛

梅雨入り前の5月は、意外と紫外線が多いので、肌の乾燥などが起こり易いです。

乾燥によって生じる肺経の変動は、様々な不調の原因になります。(特に精神作用と関わりが深い。)
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その流れがもっとも盛んになる時間帯が午前3時~5時。

例えば、交感神経が活性化した状態で寝る事により生じる早朝覚醒や明け方の喘息発作が、これに当てはまります。

他にも肺経を調整する事で効果のある病症をざっと挙げてみると

1.肩こり 2.五十肩 3.肺経に沿った腕の痛み 4. 風邪(インフル除) 5.口・鼻・喉の乾燥 6.  蕁麻疹 7.湿疹 8.悲哀から来る自己憐憫 9.落胆 10.やる気の欠如 など

また、肺の肺胞は、ほぼテニスコート1面分の広さがあり、それ故にオペが難しいと鍼灸学校で習った記憶があります。.

東京五輪前の今、受動喫煙の問題が取りざたされていますね。

私は、煙草を嗜みませんが、気になる事ではあります。sign01

 



 

5月だというのにもう猛暑。shock

良い避暑地なのか、猫の額ほどの当院の庭に野良猫が顔を出した。

もう少しソォーッと近づこうとした瞬間、私の気配を察知し逃げました・・・。

「のら猫と間合い掛け合い夏の庭」

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さて、鍼灸治療の利点は、患者さんと施術者の距離(間合い)が、近からず遠からず良い加減になっている事です。

これは、鍼と灸といった物質が、その間を上手に取り持つ関係にあるからではないかと私は思います。

嘗て、身分の高い方の治療をする際、施術者は帳の外から診断をしたそうですが、いくらなんでもこれは離れ過ぎ。


また、近年は季節の移り変わりが激し過ぎて「四季の間」が無くなって来た気がします。

残念ながら自然の猛威には、為す術がありませんねsign02

シャドウ

先日、知人の鍼灸院に行った帰り道、ある店の前を通り過ぎた。

そこは、心理カウンセラーによって「箱庭療法」と「カフェ」がコラボレーションされているようでした。

店の佇まいを見た際、以前オーストリアにあるジークムント・フロイトの診療所兼住居(現博物館)を訪れた時を思い出した。意外と質素でアットホームな印象を受けたのを今でも記憶している。

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彼は、「無意識」という概念を確立した精神分析の父と呼ばれています。

「箱庭のミニチュア語る影法師」

自身のシルエットが何なのか?見つけ出す手掛かりになるかも知れない。(気づき)


また、興味深い事に東洋医学において、「無意識の働き」は、「魂魄」とされ、数千年前に編纂された「霊枢九鍼論篇」に既に書かれている。

戦争(いくさ)や地震(天変地異)、それに伴う飢饉が繰り返された事を考慮すれば、無意識に働く要素(ファクター)が我々の中に存在する事を先達が、認識していてもなんら不思議ではないだろう。

詰まり、七情(喜怒憂思悲恐驚)の乱、それに対応する各経絡も無意識との繋がりがあり、内因性オピオイドの放出が、心のキャパシティーを広げ精神の安定をもたらしますsign01

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